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コラム

海外ハシリタビをもっと身近に! Eiger Ultra Trail2023 アイガーウルトラトレイル

7月12日(水)~18日(火)まで

2023EIGER ULTRA TRAILへ行ってきました。実に3回目のアイガーです。

アイガーウルトラトレイルとは、なぜ何回も行くのか、その魅力はどこにあるのかなど

お伝えしたいと思います。

 

RUN-WALK Styleはこれまで店長ORAOを中心に様々な海外トレイルレースに参戦してきました。

だいたいは空港からレンタカーを借りることが多く、日本と同様トレイルレース会場に行くのは電車ではなく、レンタカーやタクシーでの移動でないと行きにくい場所が多い気がします。

海外慣れしている人なら別として、初めての海外レースとなるとハードルが高すぎます。

実際に店長といったトランスアルパインレース(7日間280㎞のステージレース)は会場までにたどり着くのに電車を何回も乗り換え、空港から現地までの移動で5時間かかりました。

フィンランドでは寝台列車で移動後レンタカー。

フィンランドの森のなかを一人運転し、店長オラオをサポートしたときには、この先なにがあっても怖いことはないはずだと悟り、度胸もつきました。 おかげ様オラオ様でその後にもその度胸、役立っております(笑)

そんなハードルの高さもあり、それが海外レース参戦は「自分事ではない」と思われる方が多数だと思います。

そんな風に思うアナタもEiger Ultra Trailなら 少しの勇気とお金と時間があれば笑 行けるかもしれないと思ってもらえる海外トレイルレースなのです。

 

前置きが長くなりました。

それではEiger Ultra Trail について報告いたします。


EIGER ULTRA TRAIL

スイス グリンデルワルトを舞台に行われる

101㎞がメインレースで累積6700mD+のUTMB World Series に認定されている山岳レース

 

E101の他に、2人3人のチームで走るE250、私が参戦したE51の他、E35、E16と

5つのカテゴリーがあります。

 

E35はその反対側アイガー北壁側を走るコース。

E16は累積960mD+ 制限時間は4時間。

普段トレイルランニングを積極的にはしていない友人はこちらを選択しました。

E101をエントリーする人の多くが、UTMBに参戦するための権利、ストーンを獲得するために走ることでしょう。ただ、私の走ったE51でも完走したらストーンを2ついただけます。

また、101のコースは51のコースと重なっており、途中101のコースから51に変更してゴールすると、それも完走扱いにしてくれるという嬉しい対応があり、今年は例年に比べて暑く、よりハードだったので、101㎞に参戦していた日本人選手も数名51㎞に途中変更してゴールしていました。

最後のエイド:ブラウクラウネン。ここからE51残り7キロはロード。
ここから北壁側にまた登っていくのがE101のコース。

 

 

2018年にも今年も参戦したE51 について

E51はPanorama Trail の通称があり、その名の通りスイス三大名峰「アイガー」「ユングフラウヨッホ」「メンヒ」を見渡しながら走れるコースです。51㎞ 3100mD+ 制限時間13時間。

比叡山インターナショナルトレイルが50㎞3700mD+制限時間11時間 で比較するには良いのですが、

アイガーの場合、スタート地点がすでに1000mを超えていて、E51のなかの最高峰ファウルホルンが2681mなので、累積標高には見えない、標高の高さによるしんどさがあります。

実際、今回一緒に行ったメンバーは2022年比叡山インターナショナルトレイル50㎞を9時間38分で完走していますが、今回のアイガーは11時間45分でした。

例年にない暑さもリザルトには影響していると思いますが、そのメンバーはスタートしてからゴールまでゼーハー息が止まらず、最高峰ファウルホルンを登るとき、近くのランナーに「あなたの呼吸危ない!」と注意され、高山病を指摘されたことを見ても、少なからず標高への慣れは必要だと思われます。

このピンクの男性に呼吸法を伝授されました。「Deep breath~」



私自身もファウルホルンの山頂に差し掛かった時にふらふらでした。降りるとなにもなかったかのように体調は戻りましたが。

標高に慣れる活動ができていたら違ったかもしれませんが、

E51 のカテゴリー完走を目指すとなると、比叡山インターナショナルトレイルラン完走レベルがあると安心です。

でも大丈夫!E35やE16のカテゴリーもあるので、レース絡め旅行気分でいきたい人にはそちらがお勧め!

 

それではアイガーウルトラトレイルが初めての海外ハシリタビにおススメな理由を

1,アクセスの良さ

2,絶景すぎる絶景と出会える

3,日本人が多い

4,レース以外のハイキングもお手軽

 

1.アクセスの良さ

なんといっても空港からのアクセスの良さがアイガーウルトラトレイルの良いところです。

チューリッヒ空港の地下階にチューリッヒ中央駅があります。

スーツケースを持って移動するにもとても楽。

駅内にあるコープで軽食を買って電車に乗り込みます。

トルコが近いためかスイスはアメリカンチェリーが安くて新鮮。1㎏買って旅行中食べてました。

 

スイス国鉄SBBのアプリからチケットが購入でき、電車内で見回りがあったら車掌さんにQRコードを見せるというキャッシュレス、ペーパーレス。

 

移動はチューリッヒ中央駅からインターラーケン駅で乗り継ぎしてグリンデルワルト駅までおよそ2時間40分。気分は世界の車窓からです。

 

ちなみに今回はスイスハーフフェアカードを事前購入して、1か月間電車やゴンドラや登山列車が半額になるチケット(ペーパーレス)をCHF120(日本円で約20,000円)で購入しました。

(滞在中の移動にかかる料金を比較して、ハーフフェアカードを購入したほうがお得と計算してくれる仲間がいた笑)

ハーフフェアカードの購入はSBB公式サイトから

SBB公式アプリはこちら

 

 

インターラーケンでの乗り継ぎがあるけれど、あとは電車に乗っていたらグリンデルワルト。

しかも駅前がスタート会場です。

ここで受付も行われます。スタートゴール会場でもあります。
駅前のホテルを借りたらスタート地点まで1分でいけるという
そんなレース他にないですよね。

スタートゴール会場

 

受付中。E51は装備チェックはなしでした。
メールで送られてくるQRコードを見せて、
参加賞をいただいて受付終了。


参加賞。スイスといえばビクトリノックスのナイフ。
こちらはマルチツール。
ゼッケンには前日のパスタパーティ券と
ノンアルコールビール券がついています。


E51スタート 間違って第2ウェーブを選んでいました・・・
30分後スタートでも関門時間は一緒なので
絶対第1ウェーブでスタートしよう。
スタート写真は現地日本人ガイドで、
アイガーウルトラトレイルの公式カメラマンでもあり、
アイガーウルトラトレイルの日本語Facebookページも
担当してくれている矢鳴さん。

 

2.絶景すぎる絶景に出会える

これまでアイガーウルトラトレイルに行った人、どの人に聞いてもアイガー以上の景色には出会えないといいます。

そのくらい見える景色は圧巻。それがものすごく苦労しなくても出会えるお手軽さがあります。ゴンドラに乗っても出会えるけれど、自分の足で出会えたら格別です。


ファウルホルンに登っている途中の景色。
しんどい~きれい~と繰り返し呟きながら登りました。

 

E51 のコースはファウルホルン26㎞までは三大名峰を望みながら動き、その後は下り基調で町(E7ブラウクラウネン)に下りていくルートです。

ハイカー、観光客も通る整備されたコースをレースで使えるほどの雄大さがあり、見るもの出会うものに感動します。

 

3.日本人が多い

観光大国スイスなので色んな国からの観光客が多いですが、日本人ももちろん多く、駅前にはモンベルがあり、日本人スタッフさんもおられます。

毎年トレイルランナーの奥宮俊祐さんも関わるアドベンチャーガイズ主催のアイガーウルトラトレイルツアーもあり、ツアーを利用して参加するのもひとつ!不安な受付もしてもらえ、エントリー権もついてくるというありがたさがあります。

エントリー条件がなく、by UTMBであるアイガーウルトラトレイルは人気大会で、

E101は抽選、E51は先着順なので、クリック合戦でした。

ツアーを利用して色々安心していくのも一つです。

【受付開始!2023年7月10日(月)~18日(火)】大会公式ツアーで行く「アイガーウルトラトレイル 9日間」

しかも、ツアーに同行してくれるのは現地日本人スタッフ。スイスグリンデルワルトを山のことも知り尽くした矢鳴さんが一緒で安心です。

 

4.レース以外のハイキングもお手軽

グリンデルワルトを起点に三大名峰を望みながら歩くハイキングコースに行くには

「フィルスト」というゴンドラの駅まで行くと、そこから歩いて1時間ほどで美しいバッハアルプゼーという湖に出会えます。応援だけで行くとすれば、ハイキング気分でバッハアルプゼーまで歩いて、選手を応援することだって可能です。

美しいバッハアルプゼー ゼー(See)はドイツ語で湖

 

E51のコースはアイガー北壁側には行かないので、レース前日にアイガーエクスプレスというロープウェイに乗って「アイガーグレッチャー駅」まで行き、ハイキングしながら下って北壁近くまで行くことも可能です。

このアイガーエクスプレスは2019年にできたので、前回行ったときはなく、これまで45分かけてアイガーグレッチャー駅まで行っていたのが、15分で着いてしまうという!観光にかけてはやること半端ないスイス。

このロープウェイもハーフフェアカードで半額利用して3,000円くらいでした。

E101に出る人の多くが北壁近くを走るときは日が沈んでいるので、レース前や後にロープウェイに乗って北壁へ行かれることをお勧めします!

ちなみにクライマーたちの手形があるここへ行くのはアイガーグレッチャー駅の裏でした。

壁に近づきたくて、うろうろしてクライマーたちが登る梯子のところまで行ってしまいました(笑)


 

アイガーウルトラトレイルの魅力についてお伝えしたところですが、

とは言っても気になるお金のことも公表しておきます(笑)

 


エントリー代 25,000円

  • レートで変わるので前後します。今年は円安で高め。

宿代 46,000円

  • 6人でシャレー1棟借りを3泊、訳があってホテル1泊(1泊分シャレー取り忘れていたのです)
  • すべてbooking.comで探しましたが、宿はキャンセルもきくので、できるだけ駅から近くてお安い宿を早目に取られることをお勧めします。

フライト代 165,000円

  • 11月のエントリー後すぐに、キャンセルは利かないけれど格安航空券を取りました。
  • シンガポール航空でシンガポールでトランジット8時間ありました。

スイス国内での交通費 約40,000円

  1. 1か月半額になるハーフフェアカード20,000円
  2. チューリッヒ中央駅~グリンデルワルト 7,000円(半額料金)
  3. アイガーエクスプレス 3,000円(半額料金)
  4. 北壁からの帰りの登山列車 2,800円(半額料金)
  5. フィルストへのゴンドラ 2,800円(半額料金)
  6. グリンデルワルト~チューリッヒ中央駅 5,700円(半額料金に加えて帰りは時間が決まっていたので早割で購入)

※これらすべてSBBアプリで購入

食費 約39,000円

  • 最終日のディナー以外はシャレーにて自炊し、アルコール類はたくさん購入。アルコールは物価の高いスイスでも日本で購入するのと変わらない値段。
  • 1日だけレストランを利用しましたが、チーズフォンデュを食べてワインを飲んで一人6,000円くらいでした。

 

ということで合計 約310,000円でした。

物価の高いスイスでの旅行と考えたら、比較的抑えられたほうだと思います。自炊したことが大きいと思います。それでも5年前に行ったときに比べると、6割増しでした。。。

また、すべてキャッシュレス。apple pay(quick pay)で支払いました。

現金が必要と感じたのは、シャレーのコインランドリーを使うときに 2CHF と5CHFが必要と思っただけで、あとはいりませんでした。両替もほぼ必要なし。

 

駅前のコープで買い出しました。



6人で1棟借りて自炊し、現地の食材も楽しみました。

 

今回のお宿。窓からはアイガーが見渡せました。

 

レースの概要や旅にまつわるあれこれなど詳しいことは今回一緒に旅した友人のブログをご覧ください。

時遊人19/イグ Eiger Ultra Trail 2023

いぐちゃんねる(1分間動画)

 

いかがでしたか?

私も海外ハシリタビに行けるかも・・・と思ってもらえたら嬉しいです。

来年のアイガーウルトラトレイルは三連休には当たらないようで残念ですが、

今からアイガー貯金して、休みがとれるように毎日ガンバフンバしていきましょう!

アイガーウルトラトレイル公式サイト

プロフィール

スタッフサチコ

アイガーウルトラトレイルはきっと何回行っても感動するだろう。
目に入る景色すべてに感動する。街はきれいに整備されていて、山に茂る草もない。
国がそれを認めていて、それがスイスの財産だということを理解している。
愛されている様子が窺えて、それがきちんと観光客にも伝わる。
もう今回が最後のアイガーだと思っていたけれど、少し時間が空いたせいか、また行きたくなってきた。

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